予想外の防災工事の顛末(その3)

社長:「おい!ちょっと!中元君!」
社長に呼び出されたのは、
予想に反して、私の上司の中元代理(以下:上)。
上:「え! わたし!?」
と小声でつぶやいて、社長の元へ。

企画課と社長の机は歩いて3歩くらいしか離れていない。
社長が何を言っているのか聞こえる。

社:「中元君、あんな、千里の天井、アレ何やねん!」
上:「天井無くして、吹抜けにするんです。」
社:「そんなんオレ、聞いてへんど!」

・・・うわ、やっぱり天井の事言ってはるわ~・・・
と思って、私もすぐに立ちあがり、用意した資料を持って上司の横に立った。

社長からお怒りの怒涛のご意見が・・
社:「あれはどうやねん? 大丈夫なんか?!」
社:「天井無いって、オレからしてみたら、飲食店と同じやと思うわけや!」
社:「分かるか? 不動産会社でそんなん見たことあるか?
   要は不動産会社とイメージがかけ離れてしまうんやないかということを心配してるんや!」
上:「照明の具合で、あまり吹き抜けに意識が向かないようにはするんですけど」
社:「しかし、ホンマに大丈夫なんか?」
上:「いやー、私らもこれは冒険やと思ったんですけど。
   でも色々検討した結果採用を決めたんです。」
社:「一体、これは誰が考えたんや?」
上:「デザイン会社さんです。」
社:「天井無くしたらコストはどうやねん!?」
私:「吹抜けにして色塗るだけで2,30万くらいですので、作るよりかはよっぽど安いです。」
社:「そうか、コスト的には安くつくんやな。でも全体的なデザインはどうやねん?」
上・私「・・・・・」
社:「でも、実際に見てみたら、全体的に見てすごい良いかもしれまんせんよ!
   でもな、オレの今の頭の中のイメージでいったら全然ダメや!!!」

ひょえ~ コワー!!!!
これは「やり直せ!」って言われるんかなぁ~と思っていたら、やっぱり!

社:「良いと思うかも知れへんけど、良ーなかったら、すぐに天井作れよ!
   デザイン屋に責任取らせろ!! ええか!!!」
上・私:「・・・ハイ・・・」(←こう言うしかない)

社:「でもな、何でオレに言ってくれへんかったんや!」
社:「店長に聞いたら、『この部分が一番の見せ場ですねん』って言ってたぞ」
社:「何でその『一番の見せ場』のことが、オレが知らんねん!」
私:「いやーこれは伝えたと思うんですけどね~ おかしいな~?」
社:「こんなんオレ聞いてたら、絶対『アカン』って言うわ!」
私:「う~ん、おかしいなぁ~?」
社:「それに聞いてたら、絶対記憶に残ってるねん。でもな! 記憶に無いねん!!」

どうも、吹き抜けにしたことに対して怒っているのではなく(いや、もちろん怒っているんですが)、
言ってくれなかった事に対してかなり怒り心頭しているよう。

で、最後に、
上・私:「・・・すみませんでした。」(←こう言うしかない)
社:「頼んますよ!ホントに!!!・・・・・・」
等など叱られ、そんでまた最初から繰り返し繰り返し叱られして、
ようやく落ち着いてきた時、アノ防災の件をおもむろに切り出した・・

私:「実は、まだあるんですよ・・・」
社:「何がや!?」
私:「ものすごい言いづらいんですが・・・」

(つづく)

この記事へのコメント

2005年07月24日 16:27
こわい(ToT)
読んでるだけで胃がギューっと縮みました・・・。
2005年07月24日 18:40
楽しそう!
緊張してるフリが目に浮かぶ...
そんな場面のとき、呼んで欲しい(~o~)
O川
2005年07月24日 20:41
はやくエピソード4を!<(`^´)>

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